玄米採食で行き詰った人がいると、私は、たまに肉を食べてみたらとアドバイスをします。
玄米採食をやっている人にとっては、肉は毒ですから、そんなものをすすめる私は、まるで悪魔のよおうに思われるかもしれません。
しかし、その人の顔を見れば、もう玄米にうんざりしているのは明らかです。
玄米採食を続けるためにも、ここで何か手を打たないといけません。

ある患者さんは、玄米を食べられなくなったとき、葛藤もあったでしょうが、私のアドバイスを聞き入れてくれました。
私はいいました。
「食べるなら最高の肉にするんだよ」
と。
彼はニコッとうれしそうに笑いました。

それで食事療法が崩れるかというとそんなことはありません。
肉を食べたあとは、また気持ちを取り直して、玄米採食を再開しました。

私は、菜食主義者ではありませんが、あまり肉をたべません。
おいしいと思う肉が少ないからです。
しかし、この肉だけは格別だというのがあります。
長野県にある「水輪」という癒しの施設で食べさせてくれるステーキです。
私のために特別に取り寄せてくれているようで、これほどのステーキを食べたことはありません。
私が肉を食べるのは、年に何度か、ここでセミナーをやる時くらいです。

肉を食べるなら最高級の肉を食べてください。
値段も高いから、そうしょっちゅう食べるというわけには行きません。
おいしい肉を食べるためにへそくりを貯めて、やっと食べられるという状況なら、食べたとき、大いに心が躍動します。
玄米採食をやっている人も、年に1度くらい、最高においしい肉を食べてみてはどうでしょうか。

毒も食べ方次第で薬になります。