いつまでも生きていられると思っていると、大切な一日を無駄に過ごしてしまいます。
朝、目が覚めた時、そのことに感謝する人はほとんどいないでしょう。
当たり前のことだと思ってしまっているからです。
でも、決して当たり前ではありません。
いつか、だれもが、目の覚めない朝を迎えることになるのです。

その事実に対して、オドオドビクビクしても始まりません。
万人がいつか死を迎えます。
避けられないことは覚悟して受け入れるしかありません。
その方が気持ちは楽になります。

その覚悟を形にするためには、「今日が最後の日だ」と思って、一日を過ごすことです。
明日の朝がないとしたら、今日はどう生きるだろうか。
そう考えてみてください。

私なら、いつの以上に、一生懸命に働きます。
日々、生命エネルギーを高めていくのが養生です。
そのためには、昨日よりも今日を、充実させなければいけません。
私は、仕事が大好きですから、今日は昨日よりもいい仕事をしたいし、いい仕事ができれば満足できます。

そんな最後の日を締めくくるのが晩酌です。

充実した一日を過ごせれば、晩酌はおいしくなります。
最後に飲むお酒、最後に食べる料理。
これは大事にしたいと思います。

そして、目が覚めないかもしれない眠りにつきます。
終わった一日が愛おしくなってきて、喜びでいっぱいになります。
翌朝、目が覚めます。
新しい一生の始まりです。
いつものように太極拳を舞い、朝日に手を合わせます。
ありがたいという気持ちが胸いっぱいに広がっていきます。