健康診断の結果で健康・不健康が決まるなら、私は確実に「不健康」の部類に入ります。
何しろ、肝機能の働きを表すγ-GPTですが、院内では私以上の人はあまり見たことがないというほど高い数値を示しているからです。

何十年も前から、この異常値を抱えて生きてきています。
それでも、80歳の今まで、何ともありません。
私は、いつも「高値安定だ」と笑いながら、お酒を飲んでいます。
治療もしていません。

多くの人が、年に一度、健康診断を受けると思います。
そして、正常範囲に入っているという結果が出るとホッとします。
再検査といわれると、ドキッとして、しばらくは不安になって落ち込んで、仕事が手につかなかったりします。

検査は無駄とはいいませんが、検査数値は、そのときの状態を表すものです。
昨日の自分でもなければ、明日の自分でもありません。
今の状態です。
だから、今日は異常でも、明日になったら、正常に戻っているかもしれないし、今は正常でも、明日は異常になっていることもあるわけです。

血圧を測定するとき、検査に慣れていない人は、ドキドキしてしまい、高めの血圧が出たりします。
でも、家へ帰れば正常になっているわけです。
なのに、測定時の数字を見て、降圧剤が出されたりします。

悪い結果が出ても、しばらく養生してみて、また調べれば、問題がなくなっていることもよくあります。
がんの患者さんの中には腫瘍マーカーが高いままずっと変化せずに、まったく日常生活に支障なく何年も暮らしている人もいます。

数字はあくまでも参考です。

数字に一喜一憂せずに、自分の感覚を重視してください。