メタボという言葉が世間で取沙汰されているころ、作家の五木寛之さんから、「メタボ、メタボと世間はにぎやかですが、実際のところどうなんですか?」と質問されたことがありました。
私の1メートル以上もある腹囲が気になったのかもしれません。
私は「あれは余計なお世話ですよ」と答えました。

毎日、お腹のまわりのサイズを気にして、好きなものも食べず、お酒も減らして節制する。

私にはとても滑稽な姿に見えて仕方がありません。

メタボだから不健康だとか、病気になりやすいとか、まったく確証はないのに、やたらと太った人を悪者にする風潮にも、私は腹が立ちました、

メタボにならないために食べたいものをがまんするというのは「健康のためなら死んでもいい」というのと同じような、健康第一主義のいびつさを感じさせます。
○センチオーバーしたとか、検査結果が悪かったとか、そんなことをいつもきにかけていたり、基準値に収めるために食事制限をするのは、大変なストレスです。
そのストレスの方が、腹囲1メートルよりも、はるかに体には悪影響を与えます。

人はそれぞれ体質というのがあって、太っている方がいい人もいれば、痩せている方がいい人もいます。

基準とか平均といったことに振り回されず、自分の感覚を大切にして、太っていても何も支障がなければ、太ったままで良しとする。
そう決めたら、太っている自分を大切にしてください。

やせた方がいいと思えば、ダイエットに挑戦して、やせた自分を体験してみるのもいいでしょう