ある女性ジャーナリストが乳がんになりました。
夫ともうまくいかなくなり離婚。
失意のどん底でした。

そんなとき、主治医が、「あなたは物書きなのだから、自分の苦しみを物語にするといいんじゃないですか」とアドバイスをしました。
彼女は、主治医の言葉に背中を押されて原稿を書き始めました。
そしたら、めきめき元気になって来ました。

私も原稿を頼まれることがよくありますが、文章を書くとうのは結構大変なことです。
しかし、書きながら、自分の想いや考え方が整理されていくのは快感だし、最後まで書き終えた時の達成感には並々ならぬものがあります。
さらに、それを読んでくれた人が嬉しい感想を言ってくれたりすると喜びは最高潮です。

病気にになるというのは、貴重な体験です。
その時、どんな気持ちだったか。
どういう治療法をやったか。
効果のある治療法はあったか。
どんな言葉に勇気づけられたか。
どんな言葉で傷ついたか。
病気をしないとわからないことが山ほどあります。

それを本にしなくても、家族に伝えるとか、友達に教えてあげる行為は病気になっ人にしかできないし、家族や友達が病気になったとき、その体験談がとても役に立つこともあります。

長生きすることばかりが大事ではありません。
たとえ短命でも、何かを遂げたとい気持ちがあれば、幸せな一生だと思います。
生きるとか死ぬとかに取らわれず、死ぬまでに何をするかに意識が移ると、心がときめきます。
文章を書くというのは、その手段としてはいいものです。