私の病院では、「漢方粥」というのを患者さんに出していて、これがとて好評です。
病院を開設したとき、食事をどうすればいいだろうかと散々悩んだあげく、漢方粥にたどりつきました。
私にとっても、思い入れのある朝ごはんなのです。

漢方粥というのは、クコの実、キクラゲ、百合の根、レンコンなど、漢方的に効能があり、それでいてあまり、薬臭くないものを選んでご飯に混ぜたおかゆです。

疲れている人や手術をしたあとの人は、消化器系の機能が低下してします。
ですから、あまり胃腸に負担のかからないおかゆは、とてもいい朝ごはんです。

健康な人でも、朝はあまり胃腸に負担をかけない方がいいでしょう。
おかゆの朝ごはんというのは、健康のためにはとてもいいのではないでしょうか。

中国へ行くと、よく朝ごはんにおかゆが出ます。
いろいろな種類のおかゆがあって、とても楽しめます。
中国では、おかゆのことを「清腸潔胃」という言葉で表しています。
胃や腸を浄化するのに適した食べ物ということです。
薬膳のひとつとして、とても重視されています。

おかゆを食べると、体が温かくなります。
温かいものを食べると元気が出ます。
一日のスタートである朝は、元気になるものを食べないといけません。
適度にお腹が膨れて、消化にもいいおかゆは、朝ごはんにはピッタリです。
今はレトルトのおかゆが売られていますので、手軽に作れます。

梅干しにおかゆでもいいでしょう。

梅干しも体を温めてくれます。
ちょっと朝ごはんを工夫すると、一日を元気に過ごすことができます。