気功や呼吸法をやったことがある人はよくわかると思いますが、10分もやれば、体がポカポカと温まってきます。
私は、毎朝、10分間だけ、心を込めて太極拳を舞うのを日課にしています。
寒い冬の朝でも、たった一人で道場に行き、裸足になって舞いますが、終わった後は、じっとりと汗をかくほど体が温かくなります。

気功も呼吸法も、自律神経でいえば、副交感神経を優位にして、体も心もリラックスさせるという働きがあります。
心身がリラックスすると、血管が緩んで、血流が良くなります。
末梢まで血流が流れます。
そのため、体がポカポカと温かくなるのです。

もっとも効果的な気功はどういうものですか?とよく聞かれます。
私は、何でもいいから続けてくださいと答えています。

気功は、どんなことをやればいいとか、どれだけ上手にやるとか、全く関係ありません。
とにかく、長く続けることです。
どんなにへたくそでも、10年やれば10年の効果が、20年やれば20年の効果が出てきます。
ウイスキーやワインを寝かせるようなものと考えてください。

気功は、別に人に見せるためにやるわけじゃありません。
自分のためにやっていることです。
我流でいいのです。
不格好でも全然かまいません。
姿勢を正して(調身)、深く呼吸をして(調息)、心を落ち着かせる(調心)。
この三つの要素がそろっていれば、立派な気功です。

お経を上げるのも気功の一種です。
ラジオ体操もジョギングもウォーキングも、姿勢と呼吸と心を意識すれば気功になります。
身体が温かくなるのを感じながら続けてみてください。