養生には、守りの養生と攻めの養生があります。

これまでの養生は、体をいたわって病を未然に防ぎ、天寿をまっとうするという守りの養生でした。
これからは、日々、生命のエネルギーを勝ち取っていくという攻めの養生です。

眠りにも、守りの眠りと攻めの眠りがあります。

これまで言われてきたような、体や心を休ませるための眠というのは、守りの眠りです。

では、攻めの眠りとはどのようなものなのでしょうか。

私は眠りの重要性を考える上で、たとえば、ウイスキーとかワインとかを寝かせることがヒントになるのではないかと思っています。
寝かせるというのですから、眠りとは関係があるはずです。

私はウイスキーが大好きですが、樽の中で長く寝かせたウイスキーは、味もまろやかですし、とてもいい香りがします。
樽の中では、静かに科学的な変化が起こり、おいしいウイスキーになるのです。

私たちの眠りにも、ただ疲れが取れればいいというものではなく、一晩眠るごとに熟成していくようなものにしないといけません。
それが攻めの眠りです。
生命場のエネルギーを高めるというような眠りができれば、大発見のきっかけを夢からもらうこともあるわけです。

眠る時間をもったいないなんて思わないことです。

ときには、眠る時間を惜しんで働くこともありますが、それでも、短い睡眠時間を大切にし、眠れることに感謝しながらベッドに入ることが、攻めの眠りの第一歩です。