眠りに不満がある人には、私は白隠禅師の「内観の法」をおすすめしています。
白隠禅師は臨済宗の中興の祖と呼ばれている、江戸時代の有名な禅僧です。

長年、過酷な修行を続けていた白隠禅師は、疲れ切って、不眠症になってしまいました。
そのときに、自らを癒すために編み出した方法が内観の法です。
ベッドに入ったら、一日の終わりの養生法としてこれを行うと、ほっとした感じになって、気持ちが眠るモードに切り替わります。

そのやり方です。

  1. 布団の上に大の字に横になり、目をつむって、全身の力を抜く。
  2. 鼻からゆっくりと息を吸いながら、おなかをへこませる。
  3. 十分に息を息を吸ったら、鼻から静かに息を吐く。
    そのときお腹は膨らませる。
  4. 2と3を3回ほど繰り返し、心が静まったところで、自分の心の中を静かに見つめてみる。

これだけのことです。
何も難しいことはありません。

白隠禅師は、これで眠れるようになりましたし、私も、毎晩、布団の中でやっていますが、5分もすれば眠りの世界に入っています。

内観の法で大切なことは、あまり「眠ろう」「眠らなければ」と思わないことです。
そう思うと、逆に心が緊張してしまって、眠れなくなってしまうこともあります。
これで眠れたら儲けものくらいの軽い気持ちで続けると、寝付きも目覚めも良くなっていきます。