『養生訓』の中で、貝原益軒は、「酒は天の美禄なり」といっています。
天からの美禄というのは、神様からのありがたい贈り物だという意味です。
私もそう思います。

私には休肝日はありません。
私にとって、お酒は何よりも大切な養生です。
養生は続けないと意味がありません。
ですから、夕方の6時半になったら一献傾けるのを日課にしているのです。
一日たりとも休むことはありません。

お酒は、体も心もリラックスさせてくれて、体がポカポカと温まります。
それだけでも、お酒が体にいいとうことがわかります。
そして、一人酒のときは、ほろ酔い気分で自分の人生を振り返ってみたり、親しくしていた人のことを思い出したりします。

気の置けない仲間と飲むときは、大いにしゃべって、大いに笑って、心を躍動させますから、やはり自然治癒力が高まります。

お酒は天からの美禄ですから、ありがたく飲まないといけません。
自分を失うほど酩酊するのも、酔って愚痴をいったり、誰かに喧嘩を吹っ掛けるのも、せっかくこのようなすばらしいプレゼントをしてくれた神様に対して失礼な話です。

一日、頑張って働く。
そして「今日も終わった」と、天に感謝し、自分を称えながらビールをグラスに注いでぐっと飲み干す。

そうすると、体の中に喜びが満ちてきます。
体ばかりでなく、心の奥まで温まってきます。

そういうお酒の飲み方をしていれば、休肝日など必要ないのです。